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〜evergreen~

地域をブランディングする

加治川さくらピクニック

私がプロデュースしております加治川さくらピクニックがリリースとなりました。

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キャッチフレーズは「ピクニック歴100年の私」

加治川さくらピクニックは「加治川」「桜」「ピクニック」をコンセプトとした地域ブランド
「加治川」は現新発田市、旧加治川村にあたり、新潟県の北部にあたる里山の地域です。一昨年の9月より私が現地に入り、素材の開拓とコンセプトの立案を開始。依頼を頂いた時から、モノベースの特産品ではなくて文化ベースで商品コンセプトを作りたいというのがありました。現地を数ヶ月まわり、加治川の方々が、どのような生活をして、どのようなものを食べて、どのような文化があるのかを探していたところ一冊の本に出会いました。
その冊子の中には明治時代から「花見休み」と称し加治川近隣の大峰山で花見を楽しむ様子や、河川敷でフォークダンスをする写真が掲載されており、昭和50年頃の写真では「村民ハイキング」と称して村民皆でハイキングに向かう行列も載っておりました。さらに驚くべきことに「村民ハイキング」は今も続いてるといるとのこと。

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100年前から始まった今で言うピクニックが現在でも続いている

「あー。この地域の方々は昔から上品な景観と桜に囲まれていて、皆で出かけ外でお酒を飲んだり踊ったり楽しむのが好きなんだなあ。」
コンセプトの軸を現代で言う「ピクニック」にすることを決め、そこからピクニックで使う商品を提案していきました。

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ターゲット層は30代の子育て世代。オシャレなピクニックが気軽にできる商品の開発



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花見休みから村民ハイキング、そして現代のオシャレなピクニックへ



今回リリースとなった商品は「加治川マカロン」と「加治川いちごバター」の2品です。
加治川マカロンは加治川の素材を使いながらカラフルに。これさえ持っていけばあっという間におしゃれで華やかなピクニックできる商品。
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パッケージは紐付きでピクニックに持っていきやすいデザイン




加治川いちごバターは、地元の越後姫をふんだんに使ったバターで、なんてことない食パンが、さっとパンに塗るだけで子供が大好きな味に大変身するアイテムです。どちらも、オシャレなピクニックが気軽に楽しめる商品というところを重要視しました。
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苺の生産農家が作ってるので苺の味が濃厚



「加治川さくらピクニック」は今後も商品を展開して行く予定で、今年度はカトラリーや敷物を作る予定です。食品以外のカテゴリーを増やしていくことで、ピクニックというコンセプトを強く表現できると考えております。
様々な地域ブランド特産品が各地で開発されていますが、既存の物を集めただけで、商品コンセプトがない商品を見かけることが多いです。

商品全体のコンセプトが無くて、統一感がないと消費者に伝わりづらい商品となってしまいます。

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そこにモノではなくて文化ベースで商品コンセプトを設計していくと、他の地域にマネができないオリジナリティの高い商品になります。
なぜなら文化はモノとは違って移動できないので。
その土地の人が昔から楽しんできたこと、大切にしてきたことをベースに商品を設計していくことでグッと地域の特産品らしくなりますよ。




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直売所の高齢化問題

現在、数件の農産物直売所の定期指導を承っているのだが、どの農産物直売所でも共通課題として挙げられるのが直売所の高齢化である。

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農産物直売所が小さなブームとなり最盛期を迎えたのが2010年頃。そこから10年近くが経過しようとしている。もともと農産物直売所の顧客の年齢層は非常に高く、今までは普通に買い物にいけた顧客が買い物に行くことが難しくなってきている。
出荷者の年齢も深刻な問題だ。主力となる出荷者の年齢は60歳〜が中心だったのが、10年も経てば70歳。さらにもう5年経てば出荷することさえ難しくなってくることが予想される。
出荷者が少なくなれば当然農産物も集まらなくなる。農産物が集まらない直売所が将来的に経営の危機に直面するのは明白である。昔はタブーとされてきた集荷も場合によっては必要となってくるだろう。

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そこで現在提案しているのが農産物に頼らない店への改革だ。
そもそも農産物直売所というのは販売面以外の様々な機能を持っている。交流機能、地域コミュニティ機能、複合展開の拠点機能などなど。
中でも交流機能こそが農産物直売所に不可欠なものである。これからは今まで以上に交流機能、イベントなどを通じてお客様と交流する機会に力を入れていく必要がある。
しかし、どこの直売所もイベントを考案し、予算を編成し、実行していく専任部隊がいない。たいていは現場スタッフでまわしていくのだが、負担が大きいのが現状だ。

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これからくる直売所高齢化問題に立ち向かうモノに頼らない農産物直売所を作っていくためにはイベント専任スタッフを育成し、そこに経費を割く必要がある。外部の人材に依頼してみるのもいいだろう。将来を見越して、いまから積極的に人に投資して人を呼ぶ直売所を作っていく必要があると思う。

黒埼で茶豆イベント

7月28日(土)は私の出身地の黒埼で枝豆について語ります。
嬉しさ反面、地元で野菜がテーマで恥はかけないと。かなりのプレッシャーを感じております。まだまだ当日の参加に余裕があるそうなので時間が合いましたらぜひお越しくださいませ。

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全日本「茶豆サミット」2018
日時:2018年7月28日(土)15:00-17:30
   会場14:30~ 開始15:00~
会場:黒埼市民会館 ホール
参加費:無料
申込:不要 直接会場に起こしください
問い合わせ:kuroskiworikng@gmail.com

メールアドレス変更のお知らせ

お客様 各位

メールアドレス変更のご案内

平素より、格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。

さて、誠に急ではございますがセキュリティの問題が確認されたため、以下の通りメールアドレス
が変更となりました。緊急の変更のため変更後のご連絡になり大変申し訳ございません。

誠に恐縮ではありますが、今後御用の際は以下のアドレスへ
送信いただくとともにアドレス帳のご変更をお願いたします。

取り急ぎメールアドレス変更のご案内とお願いを申し上げます 。

敬具


変更内容:
変更前メールアドレス irodorieye@yahoo.co.jp
変更後メールアドレス 
こちらよりメール


以上

地域ブランド産品の開発

新潟県新発田市加治川商工会さんからの依頼で地域産品の開発をコンサルティングしております。



新潟県の下越地区北部に位置する加治川地区は毎年4月上旬から中旬に、川沿いに2000本の桜が咲き誇り、壮大な桜並木を観る事ができる桜の名所。加治川沿いにはかつて6000本の桜並木があり「長堤十里、日本一」とうたわれるたほどでした。昭和41年、42年の大きな水害で河川改修の為に、桜並木は失われましたが現在では復元されつつあります。




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様々な団体、地域で地域ブランドの開発が行われておりますが、よくあるよくない事例の一つが地域にある素材の寄せ集めで、全体ブランドとしての統一感がないのが多く見受けられます。統一感がないブランドは伝わらない。地域ブランド開発のプレイヤーには個々の商品を横断的に見る人材が必要であると思う。
地域ブランドは地域の魅力を商品をキッカケとして知っていただくものであり、顧客がどの商品をとっても地域の魅力とその世界観が伝わるように商品全体のコンセプトを常に見届けておく必要がある。