似顔絵シール

江南区の石本さんの畑に行って来ました。
似顔絵師とコラボした今年から新しく始めるコダワリ農家の似顔絵シールのプロデュース業です。

似顔絵シール



名称未設j定

現在、農産物直売所の消費者ニーズに“生産者の顔の見える”という表現が多く使わますが、これは生産者個人を示す言葉ではなく“農家との心理的な近さ”すなわち“農家感”を求める声が高いことを意味すると考えます。
似顔絵の一番のメリットとして考えられるのは“親しみやすさ”です。似顔絵には写真や幾何学的なロゴにはない、温かみや親しみやすさがあります。この親しみやすさこそ、農産物直売所では前述の“農家感”の素となります。
似顔絵のもつ親近感は売り場に置くだけで貴方との接点回数を増していきます。
農産物の付加価値を高める手法の一つに接点回数というものがあります。接点回数の上昇が共感的価値を高め商品の付加価値を高めます。売り場で何度も貴方の似顔絵を見ることで接点回数が高まり、他人ごとのように思えなくなり思わず貴方の商品を手にとってしまいます




石本さんちの畑。新潟市の江南区にあります。



今回は依頼を受けた農家さんのコダワリを引き出し、整理するために。
ついついロゴというデザインをつくってしまうことが目標となりがちですが、ロゴはコダワリの目印です。そのコダワリを求めてくるお客様の衝動がブランドです。
そこを70件近くの畑に伺った野菜ソムリエが、普段農家さんが気づかないようなコダワリをも、外部からの視点で浮かび上がらせ整理します。そのコダワリを守った目印となるものがロゴになります。
農産物のコダワリのコンサルティング業務からロゴまでをプロデュースする企画になります。



石本さんは昔から農業が身近にあり、魅力を感じていた。高校の時は美術部であったが、部活動が忙しい時でも農作業の手伝いを優先させたほど。農業の一番の魅力は一個の作物を完成させるまでの過程全てを見届けることができ、完成後に得られる達成感だと話す
高校卒業後、都内有数の理系大学に進学し園芸学を専攻した。大学卒業後は農水省に入省。
しかし現場ではなく、ひたすら数字と向き合う毎日と日本農業への危機感と貢献に思い悩む。29歳の時に地元への愛着と農業への想いが強く高まり、一念発起し農水省を退職。実家である新潟に戻り就農。
自分の農産物を求める顧客をつくり、生産から販売まで見届けることで、単なる野菜販売ではなく、野菜を通じてお客様の笑顔が見たいと話す。将来的には六次産業化を目指し複合的な農家像を目標とする。そういえば、高校在学時は美術部に席をおいていたと話していたが、一個の野菜を完成させる過程は、美術の作品造りというモノづくりの心に通じるものがあるのかもしれない。





今日はブルーベリーの見学。
といっても真冬なので、当然こんな状態ですが。





石本さんの畑の江南区は梨の産地。信濃川、阿賀野川、小阿賀野川に囲まれた江南区は半世紀ほど前までは湖のような湿田が広がり、点在する集落は湖水に浮かぶ島のようでした。大規模な土地改良工事が始まり区画整理や用排水路が整えられていきました。古くからの壮絶な水と土との闘いの歴史は、肥沃な土壌、地下水脈の近さ、過酷な環境の中で栽培技術の蓄積をもたらしました。これらが梨産地としての優位性を生み出しています。この新潟県有数の果樹栽培に適した肥沃な土壌がブルーベリーの品質を高めます。




堆肥は知人から牛糞ともみがらを主体とした地元の堆肥を直接仕入れている。さらに、ブルーベリーはその栽培技術を吸収するために群馬県のブルーベリーのプロ農家の元を何度も訪れた。収獲まで4年かけて自分で苗をおこし、樹上完熟にこだわった大粒のブルーベリーは、そのブルーベリーそのままの味を堪能できる生で食べて頂くことにコダワリをもっている。




直売所主体の石本さんは今年はこのブルーベリーに加え、さつまいもと枝豆の3品目を主体にやっていくそう。
品種は50~60もの品種を自身の舌で確認し、自分が納得のいく品種のみを栽培。規格外品に関してはお客様の好みで買い物できるように、きちんと売り場に表記。常にお客様目線で販売することを心がけている。
夏に直売所で石本さんのブルーベリーが並ぶのが楽しみです。




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一次産業プロデューサー 山岸拓真

試食用の枝豆を茹でるために炎天下の中、氷を買いに行く農家

実は私、あまりその日の出来事をブログで書くことはないのですが、今日はとても印象に残る出来事があったので。




農産物直売所で試食用に出される枝豆。
新潟の直売所ではこの試食場が生き残りをかけた戦場となる。
新潟の消費者はみんな枝豆専門家。
試食で頭を捻り、頷き、当然好みの枝豆から売れていく。
だいたい品種を店員に聞くのは全国でも新潟県だけじゃないだろうか?



そんな戦場の試食用に出される枝豆を、ある農家さんが人には茹でさせてくない。自分で茹でるという。



ここまではけっこうありそうな話。





どんなやり方で茹でるのか気になって、勉強させて下さいと申し出た。









自分の栽培された農産物。
当然、農家さんが一番素材を一番大事にするに違いない。
その農家さんが枝豆をどう茹でるのか、とても気になった。









この農家さん。聖籠の津野農園さん。
実は、前々から、とても風味の強い枝豆だなと気になっていた。






さて、どんな方法で茹でるのかな?と思っていたら。







『氷ある?』と一言。






残念ながら、この農産物直場所には氷がない。





すると津野農園さん。







『じゃあ、コンビニで氷買ってくるかな。』










まさかとは思っていたが、たかが試食と言っちゃなんだが、この炎天下の中、徒歩で試食用の枝豆の色止めのためにコンビニで氷を買いに行くとは。。

もちろん、氷は有料。
しかし、そのお金を払ってでも、試食の味のクオリティを落としたくないのだろう。



ものすごいコダワリ。




やっぱり農家さんに枝豆のゆで方を教わってよかった。
というより、素材を大切に扱い、自分が心を込めて育てた素材を最高の状態で食べて貰いたいという。農家さんの気持ちを改めて感じれた。






『素材をいかした料理』








なんて表現されるが(そもそも、そんな料理があるのか…?)
その精神は農家さんに触れ合わないと学べない。










実はこの農家さん。
本業は養鶏家。


試食用の枝豆を茹でるときにも、こだわりをみせる農家さん。


当然、卵も丁寧な仕事をしていらっしゃるに違いない!と、帰りに購入。





やっぱりね。









綺麗なレモンイエローとやわらかな口当たり。
喉越しも柔らかいし、クセももちろんない。




最近思うことは、やっぱり農業はモノづくりの面が大きい。
完成度の高い農産物をつくるためには当然、丁寧な仕事、人間性が要求される。







この津野農園さんの卵のコダワリにさらに迫りたくなった。












野菜ソムリエ 山岸拓真

新潟の農家の希望の星 曽我農園

野菜ソムリエの木村氏と共に、今、東京で一番勢いのあるイタリアンシェフラッセの村山太一氏に新潟の素材をご紹介してきました。

restaurant L'asse>>
restaurant L'asse







先ずは、豊栄の曽我農園さんにお邪魔しました。












曽我さんのトマトは先日の野菜ソムリエサミットで金賞をW受賞された金筋トマトの生産者。
出展された金筋トマトはこんな感じ。








しかし、本物の金筋とはこういうものなのかと感嘆。













もうピークは過ぎていたのですが、それでもこの断面の緻密さ。
とにかく曽我さんのトマトの凄いとこはこれだけネットリとした甘みがあるのに水分が多く、包丁を通しても形が崩れないとこ。













聞けば、曽我さんは、朝ハウスに入り、トマトを眺め、温度と湿度を感じ、その日の仕事を決めてるとのこと。











『曽我さん。日本全国どこでも好きな場所にトマトを植えていいと言われたらどこで栽培されますか?』

『ここですね。』







私の下らない質問に即答で答えて下さった曽我さん。
そうか。この地を熟知し、自然と対話するからこそできる最高峰のトマトなわけだ。






同行した村山シェフもこんなことをおっしゃっていた。






『同じ花を三度見なければその地の文化を学べない。』






村山シェフも曽我さんもモノづくりの職人。
その地に根をはり、色々なモノを吸収し、学びながら一つの作品を創り上げる。




なるほど。一流の職人同士通じるモノがあるなと感じた。















『おいしいの向こう側へ。』






これは曽我農園のキャッチコピーなのだが、
ここ一ヶ月位、曽我農園のトマトを食べながら考えていた。







『曽我さんのおいしいの向こう側ってなんなんだろう…?』









先日、知り合いの長岡のトマト農家さんに曽我さんのトマトをプレゼントした。

『このトマトは新潟市内の直売所で一パック五個入りで800円で売られている。そしてほぼ毎日完売する。』と添えて。




するとその農家さんは、当然、味にもビックリされていたのだが、励みになると仰っていた。




これだけの価格で買って頂くことは不可能じゃないんだ。』



と。

それを聞いた時、曽我農園の美味しいの向こう側が少し見えたような気がしました。






そう。曽我さんのトマトは美味しいのは勿論、その長岡の農家さんの希望の星だった。
少なくとも、その農家さんの人生に影響を与えたに違いない。







トマトを通し、食べた人の人生に影響を与える。








これが、美味しいの向こう側なのかなー?












野菜ソムリエ 山岸拓真

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