新潟市江南区の松田農園さん。

新潟市江南区の松田農園さんを見学させて頂きました。



噂には聞いておりましたが、広大で綺麗に管理されてる松田農園。
松田農園さんはサラダ菜や、ハーブ類を中心に栽培。見た目と食感を楽しめることを品種選びの基準にしている。
堆肥は籾殻ベース、有機の液肥で土耕栽培にこだわっている。
先日紹介した小泉さんのリーフレタスもそうでしたが、土耕栽培らしい葉の厚みがしっかり味わえるレタス。





サニーレタス。
松田農園さんはサラダ菜は外側から一枚づつ収穫し、サラダミックスとして業務用や飲食店を主体に出荷されております。
8種の葉野菜を1パックにするのが基本パックらしいのですが、そうは言ってもこの広さ。だいたい100枚づつ、系800枚を一日に収獲するとのこと。






松田農園を管理されてる松田俊行さんは農家のこせがれではあるが、工場勤務8年。
勤務する中で自社製品を作りたい。自分で製品を作りたいという想いが募り、農業の道に。
なるほど。確かに農業はモノづくりの要素が強いし、松田さんの話を聞いていてピンときた。






こちらはサラダバーネットというバラ科の野菜。私も初めて食べたのだが、キュウリのような風味と独特の苦味をもつ。この苦味はタンニンによるものだろう。試しにつくってみたそう。




小売店や飲食店向きに主に出荷をされている松田さん。
やはり現在の課題は一社の農家が生産する供給量と、需要のマッチングとのこと。
また、流通面や決済などの経費や手間も課題。

松田さんの凄いところは流通面や決済業務などに関して『ここからここまではできるが、ここからはできない』という点を明確にし、それを取引相手にしっかりと伝えていること。

特に飲食店との連携に関してはこの流通経費が課題だ。
松田さんのように、できるとことできないとこをしっかり伝えると、後で無理が起こらない。
継続性がなければ単なる馴れ合いと、その場限りの自己満足で終わってしまう。

ある飲食店経営者が仰っていたが『地産地消は安くない』という言葉。
私も先日飲食店との連携のセミナーで話したが(→農家と飲食店の連携4つのポイント
これが全てであり始まりであると思う。




ひかえめな農家さん。

新潟市江南区の農家を訪問してきました。



亀田郷は日本海側の中心都市新潟市の中央部位置する緑豊かな田園地帯。信濃川と阿賀野川そして両河川を連絡する小阿賀野川に囲まれた低平輪中地帯という地理的特徴を持ち、利水・治水や土地基盤整備が市町村という行政の単位を超えて進められてきた歴史をもつ。かつてこの地域一帯を人々は「芦沼」とよび、「地図にない湖」とも表現。農民は冷たい水に腰までつかりながら田植えや刈り入れの作業を行っていた。土地改良事業が着手され、基幹排水路を建設し、昭和32年に乾田化に成功、かつて「芦沼」と呼ばれた水面は広大で緑豊かな大地へと変貌した。
現在では消費地近隣という立地を生かし、野菜専業農家率が高い地域。






今回は小泉さんち編。



ブロッコリー。
近年気温の上昇が急激であるために春のブロッコリーは収獲との戦い






リーフレタス。
葉が厚く、硝酸のエグみが全くない。野菜の状態を見ながら適切に肥料を与えているとのこと。
葉が厚いから甘みを感じる。




小泉さんは専業農家の息子さん。就農して13年になるという。年間20種ほどの野菜をつくり、近隣直売所に出荷している。
小泉さんの品種選びの基準は直売所でのお客様の声だという。他の農家と違う品種をつくる農家を理想像にし、新しい品種を作ってみて、出荷し、直売所で数字として反響返ってくるところに一番の農業の楽しみを感じるという。
農薬をなるべく使わないコトを心掛けてるが、コスト面を考えてのこと。




小泉さんの控えめな人柄と野菜の味のギャップにビックリ。
特にあのリーフレタスの味だったら、ハウスごと契約を願い出る企業がでてもおかしくないと思う。
いや。あのギャップこそが小泉野菜の魅力の全てなのかもしれない。




帰り際に、あるハウスの前で小泉さんがボソッと仰った。



このハウスでは、本来であれば3月の下旬にはキュウリの出荷が始まるらしいのですが、燃料費の高騰から見送りとなったらしい。


実は今回の見学は飲食店が3社同行したのですが、小泉さん。それをみんなの前で言って欲しかったなー。
畑や、野菜をみて、食べたり、写真をとったり、ワイワイ騒ぐことが目的ではない。
農家の暮らしぶりや現状を見て欲しいし、農家もそれを伝えて欲しい。


モノではなく、ヒト。
野菜ではなく、農家。



それを強く意識することが地元の素材を扱う飲食店のスタートだと思う。




一次産業プロデューサー 山岸拓真

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