ほんとうに美味しい桃は食べれない!?

果樹農家の五十嵐さん。
新潟市の旧潟東村で栽培されている。

桃や梨が真っ盛りの時期におじゃました。







沢山の桃が完熟し、今にもこぼれ落ちてしまいそうな雰囲気。




『ここの桃はもう出荷できないかな。』

と一言、五十嵐さん。


どうやら、この状態では食べ頃過ぎて流通を経ると、もたなくなり、売り物にならないらしい。





とはいえ、この量が破棄とは驚くばかりだ。





続いて梨園。
ここで梨を一つ見せて頂いた。





この写真の梨の軸の付近にある丸い突起物。
これが五十嵐さん曰く、美味しい目印らしい。


梨の美味しい見分け方の一つとして、重量感があり、下部がどっしりとした丸みを帯びてるというのは聞いたことがあったが、これは知らなかった。




ちなみに梨は糖分が下部に蓄積するタイプ。甘みが部位によって差が強い野菜なのだ。
有名なとこでは、カボチャやジャガイモは外皮に近い部分にデンプンが多く含むために、外皮に近い部分の方が甘みが強い。




さて、この梨達。

どうやら、またしても五十嵐さんのお話では売り物にならないらしい。







流通経路の発達により色んなものが好きな時に好きなだけ食べられる日本。
しかし、毎度、畑でお話を聞く限り、本当に美味しい野菜を知ることが出来なくなってきてるのが現状だ。

それは、流通をベースに出来る、見た目であったり、ニセ旬であったり、種であったり、色々なものが複合的に重なって、起きてるのだが、根底には消費者が美味しい野菜を見抜く力がないためと、個人的には思う。

この消費者の野菜偏差値を上げない限りは、いかに生産者が美味しい野菜をつくってもムダになってしまう。

そう。おそらく90%以上日本はTPPに参加することは決定だろう。
これは、日本の外交力のなさ、相手が米国であることを考えるとどうしようもないことだ。

反対してもムダなのである。
よって参加を前提として日本の農業の今後を考えなければいけない。

そして、日本の地理的条件を考慮すると、生産コストを下げるには限界がある。
となれば、あとは如何に素晴らしい商品をつくり、付加価値で勝負するかになるが、肝心の消費者にそれを受け入れる能力が足らないのである。
この消費者の野菜に対する興味啓発、野菜を選ぶ能力を上げることにポイントがあるように思う。
そして生産者や流通業者はそのための情報を増やさなければいけない。
それは店頭でのPOPや生産情報の開示、商品アピールデモなどなど。
そしてそこに野菜ソムリエとしてお手伝いできることは沢山あると思うし、それこそ野菜ソムリエたる使命だと思う。




消費者野菜偏差値を上げる。


これは野菜ソムリエとしての使命だ。

野菜ソムリエ やまぎし

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