試食用の枝豆を茹でるために炎天下の中、氷を買いに行く農家

実は私、あまりその日の出来事をブログで書くことはないのですが、今日はとても印象に残る出来事があったので。




農産物直売所で試食用に出される枝豆。
新潟の直売所ではこの試食場が生き残りをかけた戦場となる。
新潟の消費者はみんな枝豆専門家。
試食で頭を捻り、頷き、当然好みの枝豆から売れていく。
だいたい品種を店員に聞くのは全国でも新潟県だけじゃないだろうか?



そんな戦場の試食用に出される枝豆を、ある農家さんが人には茹でさせてくない。自分で茹でるという。



ここまではけっこうありそうな話。





どんなやり方で茹でるのか気になって、勉強させて下さいと申し出た。









自分の栽培された農産物。
当然、農家さんが一番素材を一番大事にするに違いない。
その農家さんが枝豆をどう茹でるのか、とても気になった。









この農家さん。聖籠の津野農園さん。
実は、前々から、とても風味の強い枝豆だなと気になっていた。






さて、どんな方法で茹でるのかな?と思っていたら。







『氷ある?』と一言。






残念ながら、この農産物直場所には氷がない。





すると津野農園さん。







『じゃあ、コンビニで氷買ってくるかな。』










まさかとは思っていたが、たかが試食と言っちゃなんだが、この炎天下の中、徒歩で試食用の枝豆の色止めのためにコンビニで氷を買いに行くとは。。

もちろん、氷は有料。
しかし、そのお金を払ってでも、試食の味のクオリティを落としたくないのだろう。



ものすごいコダワリ。




やっぱり農家さんに枝豆のゆで方を教わってよかった。
というより、素材を大切に扱い、自分が心を込めて育てた素材を最高の状態で食べて貰いたいという。農家さんの気持ちを改めて感じれた。






『素材をいかした料理』








なんて表現されるが(そもそも、そんな料理があるのか…?)
その精神は農家さんに触れ合わないと学べない。










実はこの農家さん。
本業は養鶏家。


試食用の枝豆を茹でるときにも、こだわりをみせる農家さん。


当然、卵も丁寧な仕事をしていらっしゃるに違いない!と、帰りに購入。





やっぱりね。









綺麗なレモンイエローとやわらかな口当たり。
喉越しも柔らかいし、クセももちろんない。




最近思うことは、やっぱり農業はモノづくりの面が大きい。
完成度の高い農産物をつくるためには当然、丁寧な仕事、人間性が要求される。







この津野農園さんの卵のコダワリにさらに迫りたくなった。












野菜ソムリエ 山岸拓真

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