長岡農と地域の活性化委員会

長岡農と活性化委員会のフォーラムにパネリストとして出演しました。


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長岡農と地域の活性化委員会とは長岡青年会議所が長岡の農業、農産物の素晴らしさに加え、この活動で再発見した長岡の人、まちの魅力を長岡地域内外の皆様に分かりやすい形で発信し、地産他消の推進や誘客活動等の経済的、外部的要因も含めた長岡地域の更なる活性化を図るための委員会です。
『情報発信班』『レシピ班』『バーチャル農業体験班』『フォーラム班』の4つに分かれ一年間議論を重ねてきました。
私がお呼ばれしたのはその一年間の活動報告となる“長岡農業サポーターゼミナール”です。









農業の活性化を地域の活性化に繋げるためのテーマを『地産地消』と『情報発信』に絞り議論していきます。










私は正直この話を頂いた時に『農業の活性化って何?』と改めて考えさせられました。
農業の活性化とは一概には言えず、農業の課題に取り組む様々な問題に取り組む前向きな力と考えられます。
そして、その課題は大きく分けて地域内と地域外に分けられると私は考えます。

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地域内の活性化には文化の継承や食農教育、地域内流通量の活性化などがあり、そしてその地域内の流通量の活性化の中に農産物直売所や、地元飲食店との取引の活性化があります。

そして、その地域内活性化のキーワードとなるのが地産地消だと思います。
地産地消は一言で言えば、その地域で生産されたものをその地域で消費すること。

地域で生産されたものに再発見したり、消費することにより経済活性化に繋がったり、生産消費の距離を縮めることにより、食生活を豊かにしたりします。


さらに食という面では地域の文化を継承する面ということも大きいと思います。

農産物とはその土地の風土と、農家の栽培技術でできる結晶です。
その地域の農産物を食べることは、その土地の文化そのものを食べることになります。
逆に言えば、文化が引き継がれなくなる可能性もあるわけです。
フォーラムでもお話しましたが、文化が引き継がれないということは文化の均質化という問題に直面します。
そして、均質化された地域では地域愛は失われ活性の原動力となる『愛着』が失われます。
農村との距離が近い新潟では地域の原動力となる“食”を生む“農”という文化の均質化はそのまま地域の均質化の危険をはらんでいるのです。







このように『地産地消』と一言で表してしまえば簡単ですが、その意義は多岐に渡っていて、たんなるキーワードに振り回されるのではなく、意味を先ず理解することが大切です。

地産地消という言葉を使わないで各々の立場で説明するとか先ずはスタートラインかもしれません。
ちなみに私事ですが、この私のブログ内でもある時を境に『地産地消』という単語は登場しておりません。
それは私自身もキャッチを使わないことで、その状況、状況においてどういう意味があるのかをしっかりと捉えるためです。
地産地消を推進する活動をしている方々こそこの言葉を使わないで頂きたいと考えます。







地域外では外貨の獲得がテーマになります。
首都圏向け流通網の整備や、地域ブランドを確立し特産化を図ったり、収穫体験やレンタル畑などの観光が地域外の外貨獲得を目的とします。この際のキーワードとなるのが情報発信。
地域外へ向けた情報発信となるのですが、この際に重要なことは地域イメージを乗せて発信すること。
長岡には『長岡野菜』という伝統野菜があります。
フォーラムでもお話しましたが、長岡野菜という地域資源に関しては“味”という価値のみに頼りすぎた面もありますが、“長岡”という地域イメージを確立できないまま外部に発信したことも原因の一つでしょう。
また、パネリストの佐藤さんもお話されたように“情報の伝え方”という部分も甘いと思います。
せっかく揃えた情報も伝え方が悪ければ、意味がありません。
しかし、そこで伝え方…接客、サービスについて重要視する方は農業において殆ど皆無に近い。


情報の発信も大事ですが、しっかりと地域資源に向き合い伝えなければ地域外の外貨獲得を目的とした活性はなせないと思います。









また、地域内の情報発信も必要です。
フォーラムでは『こだわり農家ナビ』のお話しましたが内向きの情報発信により地域内の地産地消推進は活発になります。
こだわり農家ナビがTVで紹介されました。 - evergreen ~野菜を伝えない新潟の野菜ソムリエ~



『地産地消がなんで地域外の外貨獲得に繋がるの?』と言う方もいらっしゃると思いますが、地域内の活性化が大きくなれば地域外まで膨らむことも考えられます。






最初にお話したとおり、農業の活性化とは様々な課題に取り組む前向きな力です。
農家は生産に集中せざる負えないのが現状です。なぜなら、生産物はいきものであるから。そこで、その農家をサポートする方々の力が必要になってきます。
農産物直売所をはじめ、飲食店、観光関係者、行政。もちろん野菜ソムリエも。

『地産地消』という安易なキャッチに躍らされることなく各々の立場で向き合い農家をサポートして一緒に農業を盛り上げていく人材が必要です。






野菜ソムリエ 山岸拓真

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