山古志かぐら南蛮保存会 

山古志のかぐら南蛮保存会の会長に話を伺って来ました。

ゴツゴツとした外形が歌舞伎の神楽の面を連想させることからその名がつけられた『かぐらなんばん』
外皮はさほど辛くないのだが、中心部の綿の部分が鮮烈な辛みを持つのが特徴の固定種の野菜







長岡市内で生産されるかぐら南蛮は魚沼系統と山古志系統の2つに分かれ、さらに山古志系統の中でも8系統ほどに分かれているという。
青木さんは、ヨモギヒラ系と、クスノキ系の2系統を栽培されている。
この両者、系統の違いにより葉の形や厚み、味が違うらしい。




葉が丸みを帯びているのがナラノキ系




葉がとんがっているのが、ナカムラ系





実の味はナカムラ系のほうが辛味が強く、ナラノキ系の方が甘く、肉厚。
ただ、夏場の一番暑い時期になるとナラノキ系の辛さはとても強くなるという。







青木さんは自分の好みにあった品種を目指し、代々自家採種している。
と言っても、農業は基本的に一年に一回しか栽培できない。つまり、一年に一回しか実験が出来ないわけだ。
もう何十年もかぐら南蛮を栽培されている青木さんでも、なかなか納得のいく品種が出来ないのはそういう理由だ。



さて、動画でも話されていたが、かぐら南蛮に関しては種取りに一番適してるのは4番果だという。
1番果はまだまだ、草本に力があるために実が形が整わないのは有名な話だが、青木さんのベストは4番果。
3番果では形がまだ整わず、5番果では種が小さくなってしまうという。






もともと明治時代に東京にトマトソースの原料としてたどり着いたかぐら南蛮は、寒い地を求めるかのように北上して行った。現在では、近年種の多くが標高が高く雪が深い地域で栽培されている。


野菜の種の移動はお嫁に行く時に移動することが多いのだが
『さーめっけ、これもってけ。』

親子でこんなやり取りがあった情景が浮かび上がる。








一次産業プロデューサー 山岸拓真

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