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柏崎の伝統野菜、緑なす

柏崎の伝統野菜の緑なすを見学に柏崎市の南鯖石地区に。



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柏崎市では、地産地消、地域振興として「柏崎野菜」推進の取組を行っています。
柏崎野菜として現在認定されているのは、地域に昔から伝わり、栽培されてきた 「柏崎伝統野菜」 の6品目と生産されている量が多く、地域の特徴ある 「柏崎地場特産品」 の15品目の合計21品目です。
中でも柏崎伝統野菜の選定条件は
① 柏崎市で古くから栽培され、歴史的背景のあるもの。
② 地域で守り伝えられたものであり、特徴あるもの。
に当てはまるもの。非常に地域の文化と一体となった物が多い。





柏崎市の地図。
山と海に囲まれ、平地の面積が小さく、新潟県の中でも非常に特異的な地形をもった地域。
海岸線沿いの市内中心部は積雪量は少ないが、20kmほど車を走らせれば積雪3Mを超える豪雪地帯になる。
昔から水害や、水不足に悩まされた柏崎は治水への団結から今でも地域のコミュニティセンターが機能しているのが特徴的だ。

山と海に囲まれたこの地域は昔から種採りの地域として知られる。
伝統野菜が受け継がれている地域はある程度の閉鎖感と、独自の文化があるのが特徴だが、この地形を見ると頷ける
新潟県は戦前、愛知県と並んで採種機構が極めて確立していた県で数多くの公認の採種組合があったが、その第一号として採種組合が誕生したのが柏崎の刈羽地域である。

新潟の伝統野菜をとっても、この地域から種が誕生し他地域にいった野菜も多く、有名なとこで言うと長岡野菜の、だるまれんこんがそうである。
長岡野菜大口れんこんの収穫体験 - evergreen ~畑に行く新潟の野菜ソムリエ~
また、黒埼茶豆の3ブランド中でも「みかづき姫」も柏崎の刈羽地域から導入したものだ。






CIMG4007.jpg


こちらが南鯖石の緑なす。

一般的なF1種の緑なすよりも小さめなのが特徴。
さらに、面白いことに、この地域では丸型と長型にわかれている。






CIMG4000.jpg


こちらが丸型。
どちらも同じ在来種から分化し、部落ごとで各々が種採りをしていたようだが、来歴は不明とのこと。
こういった地域での分化にこそ、もしかしたら部落ごとの食文化の違いが垣間見れる。







生産者の佐藤さん。








そもそも、もともとこの地域では「白なす」という相性で親しまれ、この地域では当たり前のように食べてきたという。かぐらなんばんの山古志地区が、かぐらなんばんが当たり前にあったと思ってたのと同様に、南鯖石の方々も緑色のナスは他の地域でも当たり前に食べられてきたと思っていたらしい。






これが柏崎市中心部を流れる南鯖石川。今回の緑なすが作られている南鯖石地区はこの上流域にあり、柏崎の伝統野菜の殆どが、この鯖石川河川数付近で栽培されている。

というのも、この鯖石川のS字の形状を見ても分かるように、勾配が小さく、当時は大きなダムも無かったために、氾濫に悩まされた。そのため、一番重宝された米は、氾濫の影響を受けにくい地域で栽培され、畑作が流域で行われてきた。
もちろん河川の氾濫により堆積する肥沃な土砂により野菜栽培に適した土壌の恩恵を受けたのは間違いないが、いわゆる「暴れ川」の中で受け継がれてきたのが柏崎の伝統野菜だ。








今回は皮ごと丸ごと上げてみたが、なんとも素晴らしい香り。
肉質の柔らかさ、食感は緑色のなすの特徴だが、まるで枝豆のような風味は何ともいえない。
この手のアントシアニンが少ない野菜はナスのクセがない分、ナスの風味と味が弱くなりがちだが、これはいい意味でバランスがとれている。
さらに、今回は皮ごと頂いたのだが、皮こそこの風味が詰まっているように思える。





まだまだ生産量は乏しく、伝来や、起源を含め謎が多い野菜だが味はしっかりしてるし、どのような調理でも適応しそうだし、万人受けする味なので、これからが楽しみ。
といっても、柏崎市内のドン・◯ホーテで売られているというのにはビックリしたが。。








一次産業プロデューサー 山岸拓真

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