シャインマスカット

渡辺果樹園さんに行って来ました。
今回は新潟市の飲食店の方々と一緒に。





渡辺果樹園さんは果物で有名な白根地域にある。
新潟市を流れる信濃川、中ノ口川の下流沿いはブドウや桃、梨、洋なしなど、新潟県有数の果樹地帯となっている。近年ではル・レクチェが特に有名。
渡辺果樹園さんは今話題のシャインマスカットを栽培しています。
渡辺さんの畑で先ず始めに感じたのは風のなさ。基本的に新潟市は強風なのだが、渡辺さんの畑は風がない。私が訪れた時は無風だったくらいだ。風が少なければ、当然落下しないので優位性が働く。
河川敷の土手下ということもありそうだが、他にも何か理由があるのかもしれない。






こちらがシャインマスカット。
種がなく、皮ごと食べられるのが特徴。都心の高級スーパーでは一万超で売られていることも。
渡辺果樹園さんのシャインマスカットは特に味の広がり方がゆっくりと長く、皮も薄い。特にA品となると糖度の上品さが全く市場出荷物と違う。






こちらは干し葡萄。シャインマスカットの干し葡萄です。贅沢。




渡辺果樹園さんはモーツァルトを果物に聴かせ、ル・レクチェを追熟させることで有名な農家。
しかし、噂のモーツァルト熟成、除草剤を制限することや、無農薬は結果であり、全て作物における自然体を心がけたことから。(といっても葡萄が無農薬とか普通に凄いが…)お話を聞くと、一番のポイントは摘果なのだろう。一個一個の木のもつ、美味しい味の鳴らせる力を見極めながら摘果していくことのようだ。







ちなみに音楽を聴かせるといいというのは共振現象にもとづくもの。共振現象とは物体のもつ固有振動数に近い周波数の音を加えると、物体が共鳴し、振動する。
振動により水分子の接着力を弱め、水の流れを良くする。当然水の流れが良くなれば、光合成速度が上がり、作物の成長速度も上がる。

けれども、この話を聞いた時に疑問に思ったことを渡辺さんにぶつけてみた。

『けど、作物の草本の成長が促進されると実がつかないんじゃないでしょうか?』

つまり栄養成長から生殖成長への切り替えがうまくいかないのでは?ということ。
どうやら渡辺さんはバッハ→モーツァルトに切り替えているそうだ。バッハの方が周波数が近ければ、モーツァルトに切り替えることで生殖成長への切り替えを阻害することはない。




さらに調子に乗った私は
『自然体を目指す渡辺さんがなぜ“種なしブドウ”なのですか?』
なんて失礼な質問をぶつけてみたが、これにも丁寧に答えて下さった渡辺さん。
理想から売れるものを作るという現実を取り入れたのは、燕三条の職人の言葉があったからという。

ひとりよがりになってはいけないということ。理想と現実とのバランスが大事。

つまり、燕三条の文化が渡辺さんのシャインマスカット作りには影響を与えている。言うなれば、燕三条でなければシャインマスカットは作らなかったかもしれない。

その土地の文化は必ず作物に影響を与えている。
風土と文化はその土地の作物の優位性に欠かせないし、畑では農家とのコミュニケーションでそれを紐解かなけばいけない。


一次産業プロデューサー 山岸拓真

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