日本酒と長岡野菜のマリアージュ

長岡越路あさひ山蛍庵さんで「日本酒×長岡野菜のマリアージュ」の講演をさせて頂きました。



さすがに蔵元で野菜ソムリエが日本酒の話というのは気が引けましたが「合わせ方」と「新潟の水」を主体に。
越路は私が前職でお世話になっていた地域でもあり、知り合いの生産者が多く見られる中での講演ということもありいい緊張感をもって講演できました。




マリアージュは近年よく耳にする言葉ですが、広義的には
結婚。婚姻。婚礼。
飲み物と料理の組み合わせが良いこと。特に、ワインと料理の組み合わせについて言う。
特に料理用語ということで近年、日本でも使われるようになってきました。もちろん外来語なので解釈は様々あるとは思いますが、マリアージュは同調ではなく反応の意味合いが強いと思います。

「料理とお酒。合わせることで、反応によって全く違う味が生まれた。」

これこそがマリアージュの理想だと私は思います。




今回はそのようなマリアージュが生まれるような料理とお酒の合わせ方「反応」の合わせ方のパターンと、
新潟の水と「同調」の合わせ方のパターンを提案してきました。


他県と比較して新潟の水とはどのような優位性をもった水なのか?
そのような水が作る農産物はどのような特性をもっているのか?
そのような農産物はどのような食べ方で親しまれてきたのか?
そして、長年地域に愛され、維持されてきた農産物とその郷土料理に合わせる日本酒はどのようなものがベストなのか?




ここ越路地区にも落花生という素材がある。
南米出身の異端児 - evergreen ~畑に行く新潟の野菜ソムリエ~

塩ゆでにして食べるという生産地ならではの食べ方がある。
講演のラストでは塩ゆで落花生の素材としての優位性、特性を解説し、それに合う日本酒を選びぬき

『地域の特産品である塩ゆで落花生でマリアージュを狙え!』

という宿題を出し、締めさせて頂きました。








本音を言うと『食』って正解はないと思うんです。
味の好みは人それぞれだし、お酒の合わせ方もそれぞれ。
しかし長岡野菜や越路の落花生のように、地域に愛され継承されてきた素材には意味があり、その素材を囲み、日本酒と合わせ楽しむ。そんな空間こそに意味があると私は思う。

何世代にも渡り維持してきた伝統野菜や、地域の素材を囲み、あーでもないこーでもないと盛り上がる。
そんな空間が今ある事こそが、先人の方々達にとって一番喜ばしいことだろう。

そしてそれが地域の素材や食文化を継承してきた先人の方々への恩返しになる『感謝』だと思う。




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一次産業プロデューサー 山岸拓真

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