新大付属長岡中学校にて授業

野菜ソムリエの山岸です。
先日、新大付属長岡中で『長岡野菜の今後について』授業をしてきました。





授業は『社会創造科』の公開授業で、長岡野菜をテーマに小学5年生から中学1年生までが合同で取り組んでおられます。







今日はグループ授業

⑴長岡野菜は生産・消費の拡大を大切にしていくべきだ。
⑵長岡野菜を食文化として大切に保存していく必要がある。

⑴と⑵に生徒達は分かれ討論していきます。





⑴に賛成のみんなはどうして生産・消費の拡大が大切だと思うのかな?


スーパーでお客さんに聞いたら長岡野菜に対する認知度は低かった。
長岡野菜のことをみんなに知ってもらって、全国の人にもつかってもらいたい。
そうすれば生産量が増えるし長岡が有名になるとおもう。


なるほど。じゃあ、生産量が増えるとどんないいことがあって、どんな問題がでてくるかな?


そう。実はね、生産量が増えれば価格が安くなるんだ。そうすれば、もっともっと、みんなのお母さん
達も家でたくさん長岡野菜を調理できるようになるね。


けどね、問題もでてくるんだ。



実はかぐら南蛮は昔は山古志の人しかほとんど知らない野菜で、だいだい
自家採種されつづけていたんだ。ところが、たくさんの人に触れられるようになり、少しずつ違うかぐら南蛮
が現れて、今では厳密には7種類位あるんだよ。それをみんなの先輩の新潟大学の農学部が『かぐら南蛮研究会』
をつくり、研究している。もっともっと長岡野菜が広まれば、そのうちたくさんのニセモノ長岡野菜が出回り、
なにが本当の長岡野菜がわからなくなり、本当の長岡野菜はなくなっちゃうかもしれないね。





⑵に賛成のみんなはどうして食文化を維持していことが大切だと思うのかな?


長岡野菜は他の地域にない美味しさがあって、それを大切に守り育ててきた人々の思いがある。
だから長岡野菜を大切にして守っていきたい。


けど、守っていくにはどんなことが大切かな?




実はね、おとなりの山形県にも長岡野菜と同じように伝統野菜がたくさんあるの。
その中のひとつ、『藤沢カブ』というのがあって、絶滅直前までいったの。
とっても手間がかかる。だから値段が高くなる。
けど、その苦労が伝わらず置いてある高い野菜。これって売れるかな?
手間がかかり売れない野菜って、生産者の方々も作るの止めちゃうんじゃないかな?


長岡野菜も同じ伝統野菜。スーパーで売っている野菜よりちょっぴり高め。
長岡野菜もなくなっちゃう可能性があるんだよ。
みんな、長岡野菜がなくなっちゃってもいい?



じゃあ、なくならないためにはどんなことが必要かな?

そう。たくさんの人に長岡野菜の魅力を知ってもらって、生産量をふやして、たくさん農家の人たちにも
つくってもらうのが一番だね。

あれ?ちょっとまって。⑵に賛成のみんなは生産の拡大には反対じゃなかったっけ?







じゃあ、みんな、とりあえずは生産を拡大していくのに賛成ってことだね。
では、話をもどして、生産を拡大しつつ、長岡野菜を守っていくためにはどんなことが大事かな?




そう。まずは、長岡野菜はこうだ!っていう基準をしっかり作り、それを審査、維持することが大事。
もうひとつは、誰がつくって、誰が運んで、売り場に並ぶのか。生産者の顔がわかる仕組みをしっかり
つくることが大事だね。
そうすれば、ニセモノ長岡野菜をつくった人がいたらすぐにわかるんじゃないかな。
この仕組みがしっかり維持できればニュースででてたような食品偽装の問題も防げそうだね。







では、長岡野菜が広まったら、誰が得をするのかな…?



生産者、消費者が得をする。


得をするのはどこに住んでいる人かな…?


長岡に住んでる人。


そう。長岡の人が得をするね。
長岡の人が得をしたら、長岡はもっと発展するんじゃないかな…?
みんな、長岡が発展して全国から沢山の人に来てもらいたい…?

来てもらいたい。


じゃあ。今できることをは何かな?


今年、みんなで長岡野菜を育てたんだけど、とても大変だった。けれども凄くおいしかった!
お母さん達にも、その大変さ、美味しさを伝えれば少し高くても買ってもらえるんじゃないかな?




そう。まずは、お母さんにスーパーで長岡野菜、地元の野菜を買うのをおねだりしような!
それこそ、勝手にカゴに入れるくらいの気合いで!



もう一つできること。それは、たくさん勉強すること。
たくさん勉強して、大学いって、社会にでて。



そんな時、ちょっとだけ、この長岡野菜のこと、長岡のことを思い出して欲しい。
そして、いつか、長岡の発展ためにできることをしような!    

                
野菜ソムリエ やまぎし

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