山古志のかぐらなんばんを守る伝える

長岡には伝統野菜がある。
その代表格がかぐらなんばん。







現在では新潟市の一部でも生産されており、ちょこちょこと見かけるようになってきたが、やはり長岡のかぐらなんばん、中でも山古志のかぐらなんばんの味は一味違う。








ゴツゴツとした外形が歌舞伎の神楽の面を連想させることからその名がつけられた『かぐらなんばん』
外皮はさほど辛くないのだが、中心部の綿の部分が鮮烈な辛みを持つのが特徴の固定種の野菜。







日本伝来の起源は、中南米南蛮説や種子島ポルトガル伝来説など、はたまた朝鮮出兵による種の持ち帰りなど、色々な説があり、未だに不明。
15世紀頃わが国に渡来した南蛮の原種に近いものといわれている。長い年月、村内の家庭で自家用に細々と栽培され、世間に知られることがなかったが、1998年のJA越後ながおかの農業祭にて発見された。
また、南魚沼でも自家採種され続けてきた。さらに、上越地方の伝統野菜『オニゴショウ』も非常に似た形をしており、長野にも似た品種がある。



よって、現在栽培される『かぐらなんばん』は大きくわけて南魚沼系品種と、山古志系品種があり、さらに山古志の部落ごとに数種類あり、新潟大学が山古志と協力しかぐらなんばん研究会をつくり、今、品種の起源と整理をおこなってるそうだ。






今ではすっかり有名となった山古志の農家レストラン『多菜田』の五十嵐さんに畑を案内して頂きました。

こちらが、かぐらなんばんの畑。
本当に斜面を切り開いて栽培されている。







山古志は勾配がきついので、苗をおこす施設が作れず、長岡市内の苗屋さんにかぐらなんばんの種をもっていき、苗をおこして頂いた後、山古志で栽培していたが、来年には待望の苗施設ができるらしい。



知名度をあげ、生産量をあげつつ、固定種の維持に努めるというのは、固定種のブランド化における大きな課題のようですが、
大事なことは、ブランド化によって知名度を上げていく際に、いかに消費者に
『固定種とはいかなるものか?』
ということを啓蒙しつつ拡散していくこと

ではないでしょうか?








長年、その土地でつくられて、守られてきた文化財である在来種をしっかりと、次代に引き継ぐ。


そのためにはその文化財に関する知識も正しく、専門的な知識とともに、いかに面白く伝えることが重要。



そして、そんな時、野菜ソムリエこそ、その伝えるプロとならなけれないけない。







野菜ソムリエやまぎし

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