石井農園さんの生きた化石植物

新潟市の西蒲区、弥彦の石井農園さんにお邪魔してきました。








石井農園さんは300年続く米農家。
案内して下さった息子さんの知治さんは、なんと10台目。

ここまでの歴史を感じる農家さんは長岡の駒村さん以来。

実は石井さんとは知人の知人が多く、お会いする以前から、石井さんのお話をよくお聞きしてました。
また、イベントや、交流会でのニアミスも何度かあり、今回ようやくご挨拶できました。







雨の中、ご案内して頂きありがとうございます。




石井農園さんは米を主体にネギ、裏作で野菜と、果樹はキウイと銀杏を栽培されております。





今回、ご案内して頂いたのは銀杏。
そう。イチョウの木の種子。
辺り一面のイチョウのじゅうたん。








石井農園さんはブドウ畑からの転作で銀杏栽培を始めたとのこと。
ブドウの市場価格が値下がりし、転作を試みたらしいが、今度は銀杏の市場価格が値下がりしてきたらしい。









独特の匂いが特徴で秋に落下する種子だが、この銀杏、調べてみると中々面白い。








私も石井さんに畑を案内して頂いた時にはすっかり忘れていたのだが、イチョウは種子植物でありながら、精子を介して受粉する極めて稀な植物。

思いだしてみれば、高校の生物、大学受験対策で



『イチョウとソテツ類は精子をつかって受粉する』



と暗記必須の項目だった。
詰め込み教育の全く役に立たないことを露呈。




どうやら、このような特異な受粉方法をとるのはイチョウの最盛期と関係があるように思われる。

実はイチョウの最盛期はジュラ紀。そう恐竜時代。
その過酷な状況で生きていくために必要な受粉方式だったのだろう。



また、石井さんも不思議がっておられたのだが、石井さんのお話によると、イチョウは雄の木、たった一本で、辺り一面の雌株を受粉させるらしい。また、銀杏は無農薬で獣害も殆どないらしい。独特な匂いが他動物を寄せ付けず、二重の受粉方式と花粉の拡散能力が生存競争に有利に働き、ジュラ紀に最盛期を迎えたのだろう


ところが、このイチョウ。なぜか、その後絶滅の一途をたどり、100万年前に古代とあまり変化を遂げずに突然復活したことから、『生きた化石植物』とも呼ばれるらしい。






さて、この石井農園さんの銀杏を使って、いわむろやでの試食デモはデザートを。






『農園さんの銀杏をつかったブランマンジェ』




なかなか、手間もかかり、銀杏の味を出し過ぎず、出しつつが難しいデザートだが、銀杏の新しい食べ方としては面白いかも。




当日は石井さんもイベントがあり、お忙しい中、駆けつけて下さいました。







石井さんは、とてもお話が聞き取りやすく、わかりやすい。
爽やかで、人当たりもよく、小学校とか、農業の体験イベントとか、講演は石井さんにお願いするといいんじゃないかな?少ししかお話できませんでしたが、なかなかお話も博学で、これからの若手農業者の代表となっていくのは間違いないと感じました。



大雨の中、畑をご案内して頂きありがとうございました。






野菜ソムリエ やまぎし

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